時間投資法
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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時間ダイエットのビリーズブートキャンプとも言える本です。
ただし、勝間先生はとっても優しいので、
厳しそうなトレーニングでも「先生、がんばります!」
と言ってしまいたくなります。
あめとムチで強力に動機付けされます。
読んでいるだけで、快感になってしまうので、
自分に合った方法を少しずつ習慣化していくのが重要です。
(本書の中にもそう書いてあります)。
たとえば・・・、「酒は薬物」と決めつけております。
目ん玉飛び出そうになりました。先生、、ちょっとコワい。。。
これも、どういう理由があるか、詳しく説明があります。
以下、本書の内容を。
【はじめに】
人生において、もっとも希少で有限なリソースは時間。
「どうやって時間を有効に使って余裕のある生活をするか」に焦点を置く。
☆「時間管理=やることを減らすこと」
・・・多くのライフハック本に書いてある。羽生善治も同じことを書いていた。
ただし、仕事を断れるだけの実績を上げる。
自分が何かのサービスを買おうとする場合は、そのサービスは
時間当たりいくらになるのかをしっかり測定して自分の収入とバランスをとる。
・・・自分の時給とサービスの時給を常に勘案する。
【基礎編】
- 生活習慣を変えていくには、日々新しい方法を試し、ベターな方法を積み重ねる
- 続けられる仕組みをつくる(=自分ひとりで頑張ってはいけない/やることを減らさずに時間がかかることを始めてはいけない)・・・「勉強法」で言ってたことと同じ
- 効果を測定する(Plan/Do/Checkの Check をしないようになってはダメ)
☆ 新しい行動が続かない理由
- 動機付けされていない
- 好循環がうまれるまでは時間がかかる
- できない理由を考えていない
- 一流の人のやり方をそのままマネしている
- 現状をあまり変えないで大きなリターンを期待している・・・いちばん納得。時間管理で大きなリターンを得るために一番効果があるのは、「引っ越し」と「転職」。
「引っ越し」はいいと思う。CHINTAIに情報登録する等、具体的なやり方もかいてある。
☆ 黄金の時間の5原則
- 時間をつくるために投資する
- 成果を時間で測る習慣をつける
- 必要以上に「いい人」であることをやめる
- やりたくて、得意で、儲かることを優先する
- 腹八分目のスケジュールにする
3. の補足
- 人間はみんなずるく、利己的である。
- コントロール権をもたないまま、「いい人」を認められようとすると雑用係になる。
- いろいろなことを断ることで、はじめて好循環が生まれる。
- 周囲の評判を気にしない覚悟が必要。
4. の補足
- 得意なことを見つけるための本がある。
5. の補足
- 自分がリードしなければならない仕事は1日 2,3個が限度
- 人は自信過剰なため、仕事の所要時間を小さく見積もりがち。第一印象の1.5倍の時間の余裕を見る・・・yes, yes!
- スケジュールはなるべく小さいチャンクに分割する・・・いろんな人が言ってる
☆ 黄金の時間を増やすには
- 現状の課題を把握する
- やらないことを決める
- 人に任せられることを決める
(本当はあと2つあるが、この3つができるまではやらなくてよい)
1. の補足
- 重要度・緊急度のマトリクスで時間配分を分析する
- 浪費・空費を少なくして投資にシフトすることで消費を効率化する。
2. の補足
☆ 時間泥棒とは
- 長時間労働
- 長時間通勤
- 依存行動・・・mixiの閲覧にはRSSを使うなどコミュニケーション中毒に対処する方法はある。
- 意味のない人間関係・・・ネットが発達したので自分が何らかの分野で秀でることで人間関係を構築する時間を減らすことができる
- 判断できずに迷う時間・・・「意思決定をすることで、新しい情報が手に入り、将来の意思決定の質が上がる」うーん、良い呪文ですね。
真の効率化とは、「自分がしたいことだけを、自分のコントロールのもとで、自分の好きなように行う」ということ。
3. の補足
- 「人に任せる」ということはリターンが高い投資であり、時間を有効に使う方法だということを心から実感することが必要
☆ 手帳は時間のコントロールタワー
・・・いままで続いたことがないので、もう1回TRYしてみる。。。
☆ 勝間さんのある1週間のスケジュールで参考になった箇所
- 「先生方と議論することで新しい考え方を手に入れる。本や論文を読むより圧倒的に速い」
【あとがき】
- 最初は新しいことのアドバイスの意味がわからなくても、3か月か半年続けるとわかることが多い。・・・確かに、英語のディクテーションの意義は1か月でわかった。
- 勝間さんが勤めていたマッキンゼーでは、新しい手法を見つけたり、あるいは同じチームでうまくいっていない人がいたときに何かいい手法を知っていたら、どんどん周囲に教えて成果を共有することが強烈に推奨されていた。
- 単に人事評価のポイントになるということ以上に、そういう行動パターンをとると大きく効率が上がるということを全員が経験的に知っていた。・・・CMMIレベル5みたいな話だね。
インプット・・・2時間(内容が濃すぎて30分じゃ読めん!)
アウトプット・・・1.5時間