Infosys 出張報告会
会社で Infosys に技術研修を受けに行った人のセミナーがあった。
インド人と一緒に新人研修を受けたそうだ。
学卒(130万人の応募・大学では全優必須)→ITスキルチェック→Generic Skill →Technical Skill(5 month) →配属
という形になるとのこと。IT スキルcheck で好成績のものはfast track(1 month)の後、
配属となる。
fast track では、.NET, J2EE, Open System, Main Frameから
希望とは関係なく、割り当てられる。
【講義の内容】
- HTML,JavaScript,XML(4 day)→.NET,C#(6 day)→SQL Server 2000(4 day)→ADO.NET(3 day)→Advanced .NET(3 day)→ASP .NET(5 day)
- それぞれの科目で、試験があり、合格しないと次の科目には進めない。
1つの科目で3回落第すると、解雇されるそうだ。ヒェー
インタラクティブ講義・大規模(100人)・短期間で膨大な量の宿題というのが特徴だったそうだ。
- 講義は講師が質問し、それに対して、講師+研修生で発声することでその場で暗記するというやり方。
例えば、「 Delegate is function pointer with type」みたいな文をまず講師が読み
つぎに「Delegate is」まで講師が言い、皆でその後の文を発声する、と言う形。
- 試験は、本質を理解していないと絶対解けないような問題になっている。
例えば、Boxing/Unboxingでは、パフォーマンスへの影響・メモリ上の動作・
実際のソースコードが分かっていなければならない。
オンラインテストが70%でプログラミング演習が30%. 65%以上で合格
- 追試では、最初の試験で出た問題は2割程度しか出題されない。
最初の試験で間違ったところも、受験者には分からないので、
追試の場合も、最初から勉強しなおすことが必要になる。
→ 学習する能力が問われている。
- 1日のタイムスケジュール
0:00-2:00 勉強
9:00-12:00 講義
14:00-16:00 講義
16:00-18:00 勉強
20:00-2:00 勉強
試験が近づくと、寝る時間を削って勉強する。
- 試験が全て終わると仮想プロジェクト演習と、ソフトスキル研修(Leadership Institute)
がある。
【インド人】
- 暗記が得意。講義中に全て覚えるくらい。3桁どうしの掛け算がすぐできる。
- 仮想プロジェクト演習ではウォーターフォールモデルが指定されていたのに
インド人は Agile でやりたがった。Agile 体質の人が多いそうだ。
- ソフトスキル研修では Writing Communication , Global Effectibility,
Effective Meeting, Speak up, Group Discussion などの講義がある。
インド人は前向き・自己PRが強く、リーダーシップを発揮しようとしている。
話し出すととまらない。
→ なぜなら、積極的にアピールしないと無視されていってしまうから。自分から動くことが重要。
- また、プレゼンがうまい。声のトーン、身振り手振り、服装、聴衆反応管理
などについて、訓練されている。
- 多くのインド人は No と Sorryを言わない。それは、自分が日本人だと知って
No と言われるのを嫌がることを知っていたから。
【インド企業】
- Service Oriented Company 日本企業とは比較にならない競争/ 結果が全て
【まとめ】
研修してみて、以下が重要だとわかった
- 危機感
- 常に学びつづける姿勢
- 変化に柔軟に対応する
グローバルスキルセットとは
- 自己主張・タフネス・積極性(必ずしも英会話は重要でない)
- 自国の歴史・文化を理解することの重要性