「自分力10倍アップ作戦!」 〜ワークライフバランスでチャンスを

宇都宮でおこなわれた、勝間和代さんの講演会に行ってきました。

質問しようと思ったのに、指されなくて残念。なのでここに書いてみる。

生産性の向上がWLB(ワークライフバランス)への鍵、
というところで「女性を無理に優遇するのではなく、
職場全体が早く帰れるようにならないといけない」
という主張に共感した。
私は、「効率10倍アップ 時間投資法」の教えにしたがって
仕事の効率化をはかったところ、ほとんど残業せずに仕事が
できるようになったが、定時に帰っても全く肩身が狭いなど
ということが無かったので、やっぱりそれじゃまずいかなと
思いました(今期は、職場の生産性向上委員会を担当しているし)。

スタンドアップミーティングや会社のサーバを特定の時間に
強制的にシャットダウンするなどの施策が紹介されていたが、
私の会社ではそこまでのことはできないようなので、
18:00の(一時的)消灯という形式的なものになってしまっている。

ひとつヒントになると思うのは、効率化につながるノウハウの共有
をもっと進めると言うことなのだが、どうもこれがうまく進んで
いないようなのです。
自分は大手のシステムインテグレータに所属しているが、
どうも、同業他社と比べて、そこが弱いらしい。
実際、情報共有のための仕掛けはあるが、そこに登録されている
資産が少ない。なかなか情報を出す人がいない。
ひとつには情報を出すことによるメリットがないということが
言える。さらに深刻だと思うのは、例えば勝間さんの著作を読んでみると
マッキンゼーでは良いアイデアがあるとそれを周りの人に教えまくると
いう文化があり、それは社内での評価を上げるためというよりも、
そうしたほうが良いということを皆が知っていたというのだが、
私の部署にはそのような文化が希薄だということだと思っています。
あと、会社全体をみても、社内のSNSmixiみたいなコミュニケーションサイト)
があって、これもナレッジ共有を1つの目的としていたはずなのだが、
多くは仕事の話ではなく、私的な世間話がほとんどになってしまっている。

こういう文化を浸透させるために何が Key となるのか、
ということを質問したかったです。
たとえば、あまりシステム的なものは役に立たないのか、
人ベースの交換であればその方が良いのか、とか。

→自分としては、会社の社長がビジネススキルを向上させることを奨励しはじめたので
ビジネススクールで得たコミュニケーションやセールス、マネジメントに関する知識を
今後、社内で紹介していこうと思う。

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講演で印象に残ったことをメモしておくと、以下の感じです。

  • 「世界で注目したい50人の女性」に選ばれるのは、実は

ウォールストリートジャーナルの記者の知り合いである。
知り合いの記者に聞かれたことを教えていた、という経緯があった。
自分のまわり30人中一番になれるぐらいの特技をいくつか
持っておくと良い。

今の日本の10年後くらいの働き方を示唆している、と
紹介されることがある。

  • 少子化の問題は、単に人口が減るだけではなく、

構成が変わることも課題。2050年には3人に1人が
高齢者になる。農村から人が流出し、高齢化する。
都市には人口が集中する、ということになる。
そうすると、財政破綻する自治体が増えていくk。
110番しても30分くらいしないと警察がこないというような
サービスレベルの低下がおこってしまう。
そうしたときに若い人や企業から税金をとるということでは
破綻してしまうので、間接税中心になるということが必要で、
高齢者からの消費税徴収が必要となってくるのではないか。

  • 1%の本質を見極めるために

→なるべくいろいろ捨てる。
価値を出せないところは捨てる。
自分の時間をどこにかけるかよく考える必要がある。
勝間さんは、日本語感覚を大事にするために、
英語がネイティブレベルにできるようになるという
ことへの投資は捨てた。
(同僚にバイリンガルの人がいて、日本語も英語も
中途半端だったので、日銀の短観が日・英両方読めない
という人がいた)

  • 三毒追放(妬まない、怒らない、愚痴らない)と

ポジティブシンキングの違い

ポジティブシンキングは、認識が歪むことがある。
(DVを受けているのに、そうでないと思ってしまうこととか)
三毒追放が良いのは、ネガティブなことを「忘れる」
と言う技術だから。問題解決的な思考方法になる。