勝間和代にインディペンデントな生き方を学ぶ

という講演会を聞いてきました。

ふだん講演会というのはあまり聞かないのですが、
余裕のある話し振りがとても聞きやすく、
終始、楽しそうに話されているのが印象的でした。

とりあえず印象に残ったことをメモっておこう。
自分の考えはあとで纏める。

  • わらしべ長者理論の本質 「世の中にニーズがあり、ほしがっている人がいるところで結果を出していくことが重要だと言うこと」
  • 日本は企業での女性の活用度が世界で50位→男性の働きすぎにつながっている
  • 下流社会 第2章 なぜ男は女に”負けた”のか」 男性は既に女性との競争が始まっている
  • 日本人は2割の人しかちゃんと働いていない。2割が8割を支えているのだから、給料が上がるわけがない。
  • プロフェッショナルの人材市場は30−40歳になっても流動性が高い
  • 英語を学ぶことは男女問わず、自由へのパスポート
  • 自分の境遇ではできることに限界がある。どのように考えればいいのか

→起きていることの中で最善手をうつことが重要

  • 何を勉強すればいいか→やる気が起こる勉強だけやればいい
  • すべてを0・1で考えない

 たとえば、1ヶ月勉強して勉強しなくなったら「1ヶ月も勉強した」と考える
 これを7回やれば7ヶ月勉強したことになる。勝間さんも英語のために
 アルクの教材を1つだけでなく、いろいろトライアルした。
 また、「少しの寄付では役に立たないのでは」と考えるのも0・1

  • 三毒追放の本質は「イヤなことをわざわざ思い出さないこと」

 A4の紙に書いた。

  • ほめる5:けなす1 くらいを目指すと人間関係がスムーズになる
  • 「まじめで有能であれば周りから認められ、評価される」

→違う。 他人はふつう自分に対して無関心なので、有能さをアピールしなければ
 ならない。

  • いつ日本がおかしくなっても良いように、英語ともう少し向き合ってみる

 →なんか悲しいなあ (^^;;

  • テレビ:ネット:本 に接する時間の割合を1:1:1にしてはどうか?
  • 会社を選ぶポイントは

 人材に対して投資をする会社かどうかということ。
 成長が見込める部署はどこかということも、社内の部署を良く見てリサーチ
 しておくことが必要。

ライフハック

会社の先輩が社内SNSで紹介していた本。
著者は心理学ジャーナリスト(?)で脳科学および心理学に造詣が深いとのこと。
まだ読み途中。時間管理の章を詳しく読んだ。

仕事・生活の効率性を上げるためのライフハックについて
いろいろな観点から述べている。
本に述べられている内容は著者独自の考えであり、ライフハック
いいとこどりをするのが良いと断っているところに共感。

現代社会において、まず何よりも減じるべきは、いわゆるストレスである
・心配事をたくさん抱え込むことになるのは、「やるべきことが多すぎるから」。
・「やるべきことを減らす」ためにはまず「やるべきこと」だと考えている諸々を紙に書き出すこと
・カレンダー(手帳)に仕事の締切日を書き込み、その日までにやらなければならない他の用事を、日時などかまわずどんどん書き込んでみると、自分の自由時間などほとんど皆無に等しいことを知り、あっけにとられる。私は人が手帳をつけたがらないのは、この冷厳な事実を知りたくないという、無意識の願望なのではないかと、フロイトのように勘繰りたくなるほどだ。
・p121 「計画」は危険だ(長期計画)・・・よく読んで検討する必要あり。
・専門家は、一見したところ、大変な仕事であっても、過去の経験から見通しが立てられ、見通しに沿って着実に仕事をこなしていけば、ほぼ確実に一定期間内に完了させられることを知っている。

時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

★★★★★★


時間ダイエットのビリーズブートキャンプとも言える本です。
ただし、勝間先生はとっても優しいので、
厳しそうなトレーニングでも「先生、がんばります!」
と言ってしまいたくなります。
あめとムチで強力に動機付けされます。
読んでいるだけで、快感になってしまうので、
自分に合った方法を少しずつ習慣化していくのが重要です。
(本書の中にもそう書いてあります)。


たとえば・・・、「酒は薬物」と決めつけております。
目ん玉飛び出そうになりました。先生、、ちょっとコワい。。。
これも、どういう理由があるか、詳しく説明があります。


以下、本書の内容を。

【はじめに】
人生において、もっとも希少で有限なリソースは時間。
「どうやって時間を有効に使って余裕のある生活をするか」に焦点を置く。


☆「時間管理=やることを減らすこと」
・・・多くのライフハック本に書いてある。羽生善治も同じことを書いていた。
ただし、仕事を断れるだけの実績を上げる。


自分が何かのサービスを買おうとする場合は、そのサービスは
時間当たりいくらになるのかをしっかり測定して自分の収入とバランスをとる。
・・・自分の時給とサービスの時給を常に勘案する。


【基礎編】

  • 生活習慣を変えていくには、日々新しい方法を試し、ベターな方法を積み重ねる
  • 続けられる仕組みをつくる(=自分ひとりで頑張ってはいけない/やることを減らさずに時間がかかることを始めてはいけない)・・・「勉強法」で言ってたことと同じ
  • 効果を測定する(Plan/Do/Checkの Check をしないようになってはダメ)

☆ 新しい行動が続かない理由

  1. 動機付けされていない
  2. 好循環がうまれるまでは時間がかかる
  3. できない理由を考えていない
  4. 一流の人のやり方をそのままマネしている
  5. 現状をあまり変えないで大きなリターンを期待している・・・いちばん納得。時間管理で大きなリターンを得るために一番効果があるのは、「引っ越し」と「転職」。

「引っ越し」はいいと思う。CHINTAIに情報登録する等、具体的なやり方もかいてある。


☆ 黄金の時間の5原則

  1. 時間をつくるために投資する
  2. 成果を時間で測る習慣をつける
  3. 必要以上に「いい人」であることをやめる
  4. やりたくて、得意で、儲かることを優先する
  5. 腹八分目のスケジュールにする


3. の補足

  • 人間はみんなずるく、利己的である。
  • コントロール権をもたないまま、「いい人」を認められようとすると雑用係になる。
  • いろいろなことを断ることで、はじめて好循環が生まれる。
  • 周囲の評判を気にしない覚悟が必要。


4. の補足

  • 得意なことを見つけるための本がある。


5. の補足

  • 自分がリードしなければならない仕事は1日 2,3個が限度
  • 人は自信過剰なため、仕事の所要時間を小さく見積もりがち。第一印象の1.5倍の時間の余裕を見る・・・yes, yes!
  • スケジュールはなるべく小さいチャンクに分割する・・・いろんな人が言ってる


☆ 黄金の時間を増やすには

  1. 現状の課題を把握する
  2. やらないことを決める
  3. 人に任せられることを決める

(本当はあと2つあるが、この3つができるまではやらなくてよい)


1. の補足

  • 重要度・緊急度のマトリクスで時間配分を分析する
  • 浪費・空費を少なくして投資にシフトすることで消費を効率化する。


2. の補足
☆ 時間泥棒とは

  1. 長時間労働
  2. 長時間通勤
  3. 依存行動・・・mixiの閲覧にはRSSを使うなどコミュニケーション中毒に対処する方法はある。
  4. 意味のない人間関係・・・ネットが発達したので自分が何らかの分野で秀でることで人間関係を構築する時間を減らすことができる
  5. 判断できずに迷う時間・・・「意思決定をすることで、新しい情報が手に入り、将来の意思決定の質が上がる」うーん、良い呪文ですね。


真の効率化とは、「自分がしたいことだけを、自分のコントロールのもとで、自分の好きなように行う」ということ。


3. の補足

  • 「人に任せる」ということはリターンが高い投資であり、時間を有効に使う方法だということを心から実感することが必要


☆ 手帳は時間のコントロールタワー
・・・いままで続いたことがないので、もう1回TRYしてみる。。。


☆ 勝間さんのある1週間のスケジュールで参考になった箇所

  • 「先生方と議論することで新しい考え方を手に入れる。本や論文を読むより圧倒的に速い」


【あとがき】

  • 最初は新しいことのアドバイスの意味がわからなくても、3か月か半年続けるとわかることが多い。・・・確かに、英語のディクテーションの意義は1か月でわかった。
  • 勝間さんが勤めていたマッキンゼーでは、新しい手法を見つけたり、あるいは同じチームでうまくいっていない人がいたときに何かいい手法を知っていたら、どんどん周囲に教えて成果を共有することが強烈に推奨されていた。
  • 単に人事評価のポイントになるということ以上に、そういう行動パターンをとると大きく効率が上がるということを全員が経験的に知っていた。・・・CMMIレベル5みたいな話だね。


インプット・・・2時間(内容が濃すぎて30分じゃ読めん!)
アウトプット・・・1.5時間

しごと

なんでキーワード読みとか意識するようになったかと
言えば、最近、仕事するようになったセンパイの
理解力がハンパでなく、なんでだろうと思ったのが
きっかけ。
技術に詳しいわけでもなさそうなのだが、本質だけは
理解している。
あと、よくしゃべるし、相手のことを考えながら
話を臨機応変に変えている。こういうコンサルっぽい
上司は今までいなかった。


「謁見時間は30分」で思い出したが、こないだの
打ち合わせではエラい人はみんな先に帰ってしまった。
エラい人は自分の時間を自分で決めている。
本を家来にする方法は、人への情報提供/人からの情報取得
にも通じる考えかただと思う。

王様の速読術

王様の速読術

王様の速読術

★★★★★

勝間和代さんの『年収10倍アップ』の本で速読が重要と
されていたので、mixi で「速読」を検索したら、
レビュー数順で一番上だった本です。


本を読むことって人の話を聞くことに似ているなあと最近
感じていました。
この本では「王様が家来に対するように、本を読みなさい」
と言っています(実際に王様のキャラが出てきます)。
王様は忙しいので、家来への謁見時間は 30分しかつくれない、
でもその30分で必要な知識を吸収しようと言っています。
どんな本でも「30分で読む」というコンセプトが肝です。

  1. 5分でプレビュー(表紙・著者略歴・はじめに・おわりに・目次)
  2. 5分ですべてのページを写真読み
  3. 20分でスキミング法で読む。


この方法は、著者いわく、「フォトリーディング」を
進化させて、いままでの速読法のいいとこ取りをして、
最適化した読み方だそうです。
従来の速読法のように、「眼球を早く動かす」とか
難しいことを言っているわけではなく、
「どうやって知識を吸収するか」を主眼としているので、
ためになります。


前半部分は速読の方法が書かれていますが、まあ、
これは今までの速読・多読の本の内容とかぶっている所が多いです
和田秀樹の『大人のための読書法』とほとんど同じ)。
私が最重要と思うのは「目的」を中心に据える読み方です。
むしろ、そこをなおざりにして速く読んでも全く意味がない
と言っています。まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが。
そういえば『年収10倍アップ』の本でも、目的を決めること
の重要性が書かれていました。
自分の目的、生きる方向を意識して読むことを、よく忘れそうに
なるので、重要です。


最後の「大王様への道」という章では、本質をつかむ読み方について
記述してあります。具体的にはキーワード読み(スキャニング)です。
上空から海を見て、海面に顔を出している海底火山の火口(頂点の
キーワード)を探せ、と言っています。
これができれば、わけないんですけどね。


【やってみたこと】

  • 1ページあたり2秒ですべてのページをめくる「写真読み」をやってみた。・・・電車でやるのは少し恥ずかしいが、確かに何となく分かる箇所もある。


【印象に残った点】

  • MBAでは「50冊の中から10冊選んで 1週間以内にレポート」という課題がある。
  • スキミングは米国の大学で正規の科目として教えられている。
  • 本を読んで、理解できるところ、情報を受け取れるところは、あなたの意識、今までに培った知識のレベルに左右される。
  • NHKのアナウンサーだった鈴木健二は、毎週違う分野の専門家に会う番組を任されていたときに、「一週間で専門家式速読法」を確立した。
  • 「この本を読む目的」をはっきりさせて主体的に読むことで、脳のさまざまな昨日が本からの情報を取り込んで、活発に連携していくことになる。
  • 見ているようで見ていない人もいれば、見えている以上に見ている人もいる。
  • 書店へ行くと、潜在意識と書棚の本が激しく交信を始める。本のタイトルやコピーやデザインなどからどんどん刺激を受け止めて、やがて自然にいま必要な本を選べるようになっていることだろう。・・・ よく分かる。衝動買いの原因 (^^;
  • 書店に行って「あれもこれも」ほしいと思った場合はどうだろうか。それは自分なりの「目的」が明確になっていない状態だとも言える。
  • 本棚における限り、そこに優秀な家来をずらりと並べておくこと、そして日々、その棚を眺めておくこと
  • いい情報さえつかんでいれば、いいアイデアはすばやく形にできる。そこにわたしたちの本当の価値がある。
  • あなたは最近、自分が読みたいと思った本をどれだけ読んだだろうか?自分が読みたい分野の本を思い切り読んでいるといえるだろうか?
  • ある程度の知識が溜まってくると、人間は驕るもの。その知識がどう役に立つのかを人に話したりしていくうちに、未熟さが実感されることになる。
  • 余計なアウトプットをする必要はない。時間がないならないなりにちょっとずつだしていけるような工夫をすればいい。
  • 仕事をスムーズにするため、より高いレベルを求める場合には、入り口から出口までの問題点をよく考えて対応すること。